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2024/04/26 15:17 |
本日2回目更新!頂きものSS『2月14日はVD―バカップルデー―の日』
2回目更新!
原稿も終わったので、ガンガン更新しますよ~!…頂きものを!!!(殴
いや、むしろ今からなのはさんお誕生日とか描くので!ま…間に合うかな…?;

というわけで、今回の頂きものは
Rhythm Five様にて素敵SSを書かれてるmattioさんからですよ!
なんと!私がバレンタインで描いた四コマからSSを書いて下さったんです!!!
バレンタインデーで四コマ描いた自分GJーーーーーーー!!!!!
しかし私がノロノロしていたため、
もはやバレンタインどころかホワイトデーになりそうです…ね…orz
いや、むしろホワイトデー直前で丁度いいのかも!(無理矢理ポジティブシンキング☆
でもやっぱりmattioさん、すみませんでしたーっ!;

それにしてもこのバカップル…非常にけしからん!もっとやれ!(ハァハァ
もうもう!なのはさんが可愛くて仕方ないです。
フェイトさんの変わりに私が鼻血出したいくらいに!(殴

というわけで、素敵なバカップルSSは以下からどうぞ!
2 月 14 日はVD――バカップルデー――の日


「まったく、はやては……」
さて、どうしたものか。このお守り。
バレンタインデーということでてっきりチョコでもくれるのかと快く受け取ってみれば。まさか縁結びのお守りだなんて。
どうして、私に。なのはがいてくれればそれでいい。そんな私の気持ち、とっくに解ってるくせに。
考え過ぎなのかもしれないけれど。まさか、なのはのことを、諦めろということだろうか。だとしたら、冗談じゃない。
きっとなのはに対して積極的になれない私をからかってるんだ。そうに違いない。
「フェイトちゃ〜ん」
「な——なのはっ!?」
聞き慣れた大好きな声音に振り向くと、なのはが小走りでこちらに向かってくるところだった。
うぅ、何てタイミングの悪い。待ち合わせ、もう少し遅らせれば良かった。
というかなのはとは朝、チョコを交換して以来だ。
……どうしよう。意識したら急に照れくさくなってきた。
あわててお守りを後ろ手に、近寄ってくるなのはの視界から消した。
まったく、これじゃお守りどころか危険物じゃないか。
「ふぇ、今何隠したの?」
「か、隠してないよ。何も」
「じゃあ何で手、後ろにしたの?」
「そ、それは……」
「見せて」
「あぅ」
あぁ、困った。懸念していた状況が早くも現実になってしまった。
だって見せたらなのははきっと誤解する。なのはがいるにもかかわらず、私にそういう願望があるって。
そう解釈したらなのははどう思うだろう。怒るかな。悲しむかな。……喜ぶ、かな。それはちょっと、ううん、とても嫌だ。
「えいっ!」
と。不服そうに膨れるなのはが不意に飛びついてきた! とっさに腕を上げて目いっぱい、背伸びする。
なのはの伸ばされた腕が空振りして、なのはが勢い余って体ごと胸に飛び込んできた。
抱きしめようか悩んだのもつかの間、再び私の右手に焦点を定めたその目を見て、思わず後ずさった。
「な、なのは! ダメだよっ」
なのはは、もう私の右手に夢中だ。
ぴょんぴょん、なのはがあまりに間近で、跳ねる。でも身長がなのはより若干高めな私がこうしてれば、なのはがお守りを奪い取ることは不可能だ。
……すっかり伸びた、その長めのサイドポニーが私の鼻先をかすめて。…………いい、香りがする。
「くすぐったいよ、なのは」
「うぅ〜……届かない……」
悔しそうに呟く、なのは。跳ねても無駄だと悟ったらしい。ようやく体を離してくれた。
助かった。あの綺麗な髪から香る、甘い匂いは大変危険だ。
諦めてくれたかと息をついて間もなく。恨めしげに小さく唸っていたなのはが閃いたとばかり、いやらしく笑った。
「えへへ」
「なのは? ——あっ!」
「ぎゅ〜っ」
身構えることもできなかった——油断していた。
まさかお守りではなく、私めがけて飛びつくなんて。踏ん張って、どうにか転ばずに済んだけれど。
ずるい。反則だ。せめて抱きつくときは前もって言ってからにしてほしい。でないと嬉しさ極まってどうにかなってしまいそうだ。
「……な、なのは」
うぅ、顔が熱い。動悸が激しい。自分の中の何かが外れてしまいそうだ。
どうしてなのははこうも簡単に、私がなのはにしたいことができてしまうのだろう。
ドキドキしたり、しないのかな……複雑だ。
「にゃはは。取〜った……あれ、お守り?」
「あ」
気づけば手にあったはずのお守りがなくなっていて——絶対渡ってはいけない人の手に、それはあった。
まったく、私がうろたえて脱力することまで読みきっての抱擁なのだとしたら、とんでもない小悪魔だ。
……でも可愛いからいいや、と思ってしまう私はすっかりなのはに篭絡されているのだろう。
「これ、どうしたの? フェイトちゃん」
「えと……それは」
正直に話すべきかな。はやてから貰ったって。けど、やっぱり反応が怖い。
なのはが興味深そうにお守りを眺める。何だか新鮮だ。
そういえばなのはがお守りを手にした姿なんてこれまで見たことがなかったかも。
「知らなかったなぁ。フェイトちゃん、こういうのに興味あったんだ。へぇー」
「なのは……」
ほら、やっぱり勘違いしてる。ひょうひょうとした物言い。明らかに不満げだ。
仕方がない。ここは一つ、勇気を出して本当の気持ちを伝えよう。
思いは言葉にしないと伝わらない。他の誰でもない、なのはから教わったのだから。
「な、なのはと、その、えと、むむ、結ばれたら、いいなって」
情けなくもうわずる、声。それでもちゃんと伝わった、はず。
きょとんと目をまん丸にしたなのはが、勢い良く背を向けてしまった。
「ふぅん」
……そっけない。やっぱり信じてくれないのかな。
「わたしがいいんだ? フェイトちゃんは」
「…………ぅん」
「どうしても?」
「……うん」
……沈黙。なのははどんな顔をしてるのだろう。不安でたまらない。
変な言い方は、してないはずだけど……。
「私じゃ、ダメ? なのは」
「どうしよっかなぁ」
落ち着かない。「私もフェイトちゃんがいい」って言ってくれると思ってたのに。
というか、まさか朝のチョコは義理だったのだろうか。毎年くれてたチョコも、全部? そう考えたら泣きそうになった。
「フェイトちゃん、今日いっぱいチョコ貰ってたしなぁ」
ハッとした。何で今、そんなことを。
もしかして。もしかして今日一日、気にしていたのだろうか。私の隣で。……ちょっと嬉しい。
でも色んな子にチョコを貰った時、私に下心なんてこれっぽっちもなかった。むしろ私は隣のなのはが私同様、チョコをたくさん渡されて微笑む様に内心焦ってばかりで……。
「な、なのはだって」
「ふぇ?」
ちくちくと痛む心が、頭から送られてくる制御信号を無視して勝手に言葉を紡ぎだす。
「なのはだって……いっぱい貰ってた、くせに」
言ってしまってから深く後悔した。
あぁ、こんな言い方したら火に油を注いだも同然なのは解りきっているのに。
ほら、なのはの眉が吊り上がった。唇をへの字にして、もう臨戦の姿勢だ。
なのはが相手だとどうも冷静になれなくてもどかしい。そんな自分にひどく落ち込んだ。
「フェイトちゃんほどじゃないもん」
私も同様に唇を曲げた。
嘘だ。なのはは頼りがいがある上に可愛いから。絶対私なんかより人気がある。つまりチョコもそれだけ貰ってるはずなんだ。
……というか、この際数は関係ない。ともかく、なのはにチョコのことで文句を言われるのは納得いかない。むしろその文句はそっくりなのはに返したいくらいだ。
「フェイトちゃんなんて、チョコいっぱい貰ってニヤニヤしてたもん」
「し、してないよっ」
思わぬ発言に、反射的に言い返していた。
ニヤニヤ? するわけがない…………ない、はず。なのは以外には。
「してたもん」
「してない」
「してた」
「してないッ!」
「してたッ!!」
詰め寄ってくる、なのは。いつの間にか、顔が近い。
なのははずるい。その、綺麗な目で睨まれたら誰だってうろたえざるを得ないのだから。
「…………い、一番貰って嬉しかったのは、なのはのだから」
「ふぇ」
苦し紛れに飛び出したのは、本当の気持ち。
微かに驚いた様子のなのはが、それからじっとこちらを眺めだした。気のせいか、頬が赤い。
「本当に?」
真剣な眼差しに、黙ったまま頷いた。言葉を重ねたところできっと言い訳がましく聞こえるだけだ。
するとなのはは、ふぅっと息をついて、問題のお守りを眼前に突きつけてきた。
「なのは?」
「……他の人と結ばれたらダメだから。これはわたしが預かっておくからね」
ドキリとした。不意に笑顔を向けられて。
それは、朝チョコを渡した時に見た表情と重なるもので。私のお気に入りの表情だった。
何だかくすぐったいような、嬉しい気持ちが滲んできた。不安な思いが緩やかに解れていくのを感じた。はにかまずには、いられなくなった。
「心配ないよ……だって、」
私には、なのはがいるから。
一番伝えたかった肝心の一言は、思いも寄らない不意打ちで遮られて。
その、柔らかい唇を受けて吸い取られるように。甘やかにとろけて、心に染みていった。





うへへへへへへへへへへへへh(ry
バカップルが幸せそうにしやがってーーーーーーーーーーーコノヤロウ☆(何
なのはさんってば…ぴょんぴょんしちゃったり、抱きついたり、焼き餅焼いちゃったり…
これは確実にフェイトさんを殺しに掛かってますね!
鼻血による出血多量で…!!!(殴
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2009/03/11 23:17 | Comments(0) | TrackBack() | 頂き物

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