絵描きの無謀な挑戦。
まさかのSSですよ!!!
バカーーーーーー!何書いてるんだよ自分。
SSなんて書いたこともないくせに!
もっぱら読み専門のクセに!
でも思いついてしまったので載せておきます。
読んでやるぜ!というチャレンジャーな方はいるのか!?
あ、フェイなのです(多分)。
まぁ、なのフェイと言われればなのフェイかも?
メインは9才、おまけで19才です。
とりあえず、色々面倒だから既に付き合ってる設定でよろしく!
とりあえず超へっぽこSSなので鼻で笑ってやって下さい。
まさかのSSですよ!!!
バカーーーーーー!何書いてるんだよ自分。
SSなんて書いたこともないくせに!
もっぱら読み専門のクセに!
でも思いついてしまったので載せておきます。
読んでやるぜ!というチャレンジャーな方はいるのか!?
あ、フェイなのです(多分)。
まぁ、なのフェイと言われればなのフェイかも?
メインは9才、おまけで19才です。
とりあえず、色々面倒だから既に付き合ってる設定でよろしく!
とりあえず超へっぽこSSなので鼻で笑ってやって下さい。
■ひな祭り■(フェイなの)
2月もそろそろ終わりを向かえ、暖かさを増してきた頃。
フェイトはなのはの家を訪れていた。
フェイトが玄関で靴を揃えて振り返るとなのはがリビングの扉を開いているところだった。
「お邪魔します」
「はい、どうぞ!」
うながされるままにリビングへ足を踏み入れると、そこには煌びやかな段飾りがあった。
前回なのはの家にお邪魔したときには無かったはずだ。
「なのは…これは?」
「あ、これはね’お雛さま’だよ」
「おひなさま?」
「うん、そう!お雛さま!」
フェイトが何のことかと首を傾げると、なのはは笑顔で説明をしてくれる。
「3月3日は桃の節句って言ってね、お雛さまを飾って女の子の成長をお祝いをする日なの。元々は中国から来た習慣だったみたいだけどその辺はなのは詳しくないから、今度アリサちゃんかすずかちゃんに訊いてみるね」
「そうなんだ?お雛さま…とても綺麗だね」
そう言うとなのはは、自慢げに笑った。
「…ねぇなのは、一番上の段に座ってる2人は何をしてるの?」
「にゃ?お雛様とお内裏さまのこと?」
「おだいりさま?」
「えっと、お内裏さまはこっちの男の人のことで、お雛さまはこっちの女の人のことなの。それぞれ天皇と皇后をあらわしてるって聞いたよ」
なのはは指を指しながら説明を続ける。
「その下の段の3人の女の人は三人官女さん、その下の五人の男の人は五人囃子さん、あと右大臣さんと左大臣さんと…」
「…色々役職があるんだね。時空管理局みたいだ」
立て続けに説明を受けたフェイトはふと思い浮かんでそんなことを言った。
「にゃはは~そうだね!」
フェイトの例え話が面白かったのか、なのははクスクスと笑う。
そんななのはを見て、なのははお雛さまかな?などと考えていたフェイトに突然なのはが思いついたように提案した。
「そうだ!ねぇフェイトちゃん、3月3日はなのはのお家に遊びに来て!一緒にお祝いしよう?」
「なのは、ありがとう。私もなのはのお祝いしたいから」
「じゃぁ、なのはもフェイトちゃんのお祝いするね!」
そうして3月3日は桃の節句のお祝いをすることになった。
---------
3月3日
先日の約束通り、高町家に訪れたフェイトはなのはと桃の節句を楽しんでいた。
初めて見るカラフルなあられや菱形のお餅、白酒や桃の花。
やはり女の子の行事と言うだけあって華やかだ。
「フェイトちゃん、雛祭りはどう?」
そのなかでもフェイトにはなのはが一際華やかに見えてしまう。
「うん、初めて見たものが一杯で驚いたけど、楽しいね」
「…よかった///」
その一言を聞いてなのはが気を使ってくれていたことが分かり、フェイトは嬉しかった。
「なのは…ありがとう」
「にゃ?」
「なのはに会うまで出来なかったこと、私いっぱいさせてもらってる。なのはがくれるものはいつもキラキラしてて綺麗なものばかりだ」
「えええ?/////そんなことないよ!私何もしてないよ?」
恥ずかしそうに胸元で手を振るなのはも可愛いと思う。
「そんなことあるよ。なのはは私に未来をくれた。モノクロだった世界に色を付けてくれたんだ。感謝なんて言葉じゃ足りないくらいなんだよ?」
「またまた~…フェイトちゃん言い過ぎだよ!はい、もうこの話はおしまい!」
そう言うとなのはは赤くなった顔を反らした。
そこでフェイトはすかさず小声で言い放つ。
「なのは、好きだよ」
もうこれ以上は赤くならない程に真っ赤になったなのはに満足したフェイトは、雛祭りを楽しむことに専念した。
「あれ…?もう片付けちゃうの?」
今日はもう遅いから泊まっていってと言う桃子の言葉に甘えて一晩お世話になったフェイトが朝リビングへやってくると、昨日まで綺麗に飾られていた雛壇を片付けるなのはと美由希がいた。
折角の雛飾りを片付ける2人に少し寂しさを感じたフェイトは思わず声に出してしまっていた。
「あ、フェイトちゃんおはよう!」
「あ、うん、おはよう」
反射的に返事をしたフェイトだったが、2人の手元に視線を戻すと美由希が視線に気付いて苦笑した。
「そうか、フェイトちゃんは知らなかったんだね。あのね、雛人形は早くしまわないと行き遅れるっていう俗説があるの」
「…行き遅れる?」
一瞬、何に?と聞き返そうとしたフェイトの疑問はすぐに解決した。
「え~と、簡単に言うと婚期が遅れるって言うか…。まぁあくまで俗説なんだけどね。本当の理由は分からないけど、子供の災厄を身代わりしてくれるものをいつまでもそのままにしておくのは良くないって言う教えを込めてるらしいね。たとえ迷信でもそのまま出しておくのは気分的にも良くないよね…と、言うわけで今片付けてるの。なのはが行き遅れたら困るしね~」
横目で見られたなのはは、心外だと言わんばかりに言い返した。
「お姉ちゃん!なのはは大丈夫だから!」
「お~?なのはは行き遅れない自信があるみたいだね。それはよかった!」
「・・・・・」
「フェイトちゃん?」
顔色を伺うように尋ねてくるなのはに、フェイトはあぁとか、うんとか曖昧に返事を返しながら自分が予想以上にショックを受けていることに気が付いた。
(そうか…なのは結婚したいんだ)
それはそうかもしれない。
たとえ今フェイトが傍に居たとしても、未来永劫その位置に居られるとは限らない。
なんと言ってもまだ2人は小学生だ。
いくら愛だの恋だのと語ったところで、なのはにとっては所詮子供の口約束でしかないのかもしれない。
(ユーノだっているし)
一番身近な男の子を思い出して更に落ち込んでしまった。
こんなときに、フェイトはなのはと自分が同性であることを思い出す。
普段だって忘れてるわけではないけど、あまり意識する機会が無いのは確かだ。
そうしてウンウン考え事をしていると名前を呼ばれたことに気がつかなかった。
「フェイトちゃん」
(う~ん…)
「フェイトちゃん」
(う~~ん…)
『フェイトちゃん!!!』
「…っはい!!!」
突然念話で話しかけられて思わず口から返事がでた。
慌ててなのはを振り返ると…
やっぱり不機嫌になってしまっていた。
「…フェイトちゃん、お雛さましまいに行くから手伝ってくれるよね?」
笑顔で微笑まれてるけど目が笑っていなかった。
「ぁうっ…勿論…お供します…」
これは…ご機嫌とるのが大変そうだな、と思いながら渡された箱を運び始めた。
「…ねぇ、フェイトちゃん何考えてた?」
お雛様が入った箱を落とさないようにゆっくり運んでいると黙っていたなのはが口を開いた。
なのはの後ろにつくフェイトにはなのはの表情は見えない。
「それは…」
なのはは結婚したいの?なんて聞けるわけない。
どうしようかと思っているとなのはが口を出した。
「本当は言わなくても分かってるけど…でも、フェイトちゃんもう少し私のこと信じてくれてもいいんじゃないかな?」
はっとして俯いていた顔を上げるとなのははいつもの笑顔に戻っていた。
でもすぐに笑顔が消えて寂しそうな顔を見せる。
「でも、わたしもフェイトちゃんのこと不安にさせちゃったね。ごめんなさい。」
「ううん!違うんだ!私が勝手にグルグルしてただけだから!なのはは悪くない!!!」
フェイトが必死になって自分の非を責めていると、なのははフェイトと瞳を合わせた。
なのはの瞳から何かを感じ取ったフェイトは口を噤んだ。
「大丈夫、私はフェイトちゃんの傍から離れない。たとえ体が遠くに行ってしまっても、心はいつでも傍にいるから」
真剣に語るなのはを見たフェイトは、自分が思っている以上になのはの愛情が深いことを感じた。
それを嬉しいと感じると同時に、なんと自分は情けないのかと思った。
そんなことを考えて心密かに反省をしているフェイトに、衝撃の台詞が飛んできた。
「それにね、なのははもうフェイトちゃんが貰ってくれてるから行き遅れるわけないんだよ?」
「な・・・/////////////なのは・・・・・!!!!!!!!」
フェイト-T-ハラオウン
本日撃墜されて終了。
SLB級の衝撃を受けたフェイトはこの後お雛さまの箱を落としてしまうのでした。
- おしまい -
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おまけ(10年後)
「なのはママ~」
朝起きてきたヴィヴィオが見つけたものに気がついたなのはは不思議そうな顔をしたヴィヴィオを抱き上げた。
「ヴィヴィオ、おはよう」
「うん、なのはママおはよう。…これはなぁに?」
何とか頭に浮かぶ疑問を抑えて朝のご挨拶はできたのだけれど、やっぱり気になっていたものが何なのか聞いてみる。
「うん、これは―――」
「あれ?雛人形?」
なのはがヴィヴィオに説明を始めようとしたところでヴィヴィオの後を追って起きてきたフェイトの声に遮られてしまった。
「フェイトちゃんおはよう」
「なのは、ヴィヴィオ、おはよう」
「あっ!フェイトママおはよう!…ひなにんぎょうってなに?」
ヴィヴィオは早く教えて欲しい!と焦れた顔をする。
その可愛い表情になのはとフェイトは顔を見合わせて笑ってしまう。
「ヴィヴィオごめんね、これはお雛様って言うの。なのはママが居た世界のお祭りなんだよ。女の子の成長をお祝いするためのお人形なの」
そこまで言ったなのはに、今度はフェイトが疑問を口にした。
「ねぇ、なんでここにお雛様があるのかな?」
今度は不思議そうな顔をするフェイトが気になるらしいヴィヴィオがフェイトの顔色をまねしている。
なのはは2人の顔を覗くと、嬉しそうに言う。
「あの時は必要ないかと思ってフェイトちゃんには説明しなかったんだけど、お雛様はお祖母ちゃんが孫に送るのが一般的なの。もっと正確に言えば母方のお祖母ちゃんが贈るんだよ」
「…?つまり、そのお雛様は桃子さんがヴィヴィオに贈ったものってことなのかな?」
「うん、そう!そういうことなの。私はヴィヴィオのママだからね」
「私もヴィヴィオのママなんだけどな?」
「フェイトちゃんもたしかにヴィヴィオのママなんだけど…私の旦那様だからね!/////」
「っ///// …まぁ旦那さんでもあり、奥さんでもあるんだけどね」
「も~一々訂正しなくていいよぉ~…分かってるってば!」
このままにしておくと2人はいつまでも構ってくれないだろう。
でも、ヴィヴィオにとってママ達が仲良しなのは嬉しいことなのだ。
「???…今日もママたち仲良しさんだね!」
「「え!?/////」」
この後、ヴィヴィオの大好きなママ達は盛大にヴィヴィオのお祝いをしたようです。
その際八神家の皆様もご評判に預かったとか…?(むしろとばっちり?)
- ホントにおしまい -
■たわごと
こんなに内容のない下手糞な文章読んで下さった方、ありがとうございます。
今回この話を書くにあたって雛祭りのことをちょっと調べたんですけど、実は知らなかったこともあって勉強になりました。
なるほど、文字書きさんは大変ですね。とりあえず自分は文字書きは向いていないことがわかりました。
それが分かっただけでも挑戦してみた甲斐があったというものですよ!(超前向き発言してみた)
まぁ、また機会があれば文字も書いてみたいと思います。
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いや、普通に楽しませていただきました。
やっぱり3人はイイですね!
うろついてたらこんなところに辿り着いてしまったんですね…!
私としては嬉しい限りですが、
ヘンタイを推進してる痛いブログで申し訳ないです。
しかし楽しんで頂けたようで嬉しいです!
そうそう、3人はいいですよね!!!
夢も妄想も膨らみますからー!(殴
…にしても、この短編SSの下にコメントされてるってことは
この短編SS読まれたってことなんでしょうか!?(恥